世の中には、メンタルヘルスや心理学に関する「それっぽい用語」があふれています。しかし、その言葉の本当の意味を誤解したまま使っていることも少なくありません。 その言葉の本来の定義を、少しだけ整理してみましょう。
言葉の本当の意味を知る
心理的安全性とは何か?「ぬるま湯」ではなく、本音を置ける場所のこと。この言葉を聞いて、あなたはどんなイメージを持ちますか? 実は、心理学や研究の世界(出典:エイミー・エドモンドソンの心理的安全性研究)で定義されている本来の意味は、世間一般的に使われているニュアンスとは少し異なる場合があります。
本来の定義を知ることは、自分にプレッシャーをかけるためではなく、もっと柔軟に自分と付き合っていくための「新しいメガネ」を手に入れるようなものです。
心理的安心を自分に作ってあげること
自分の感情をうまく出せないまま大人になった私は、パートナーにも自分の感情などを説明できず衝突してしまいます。 それは感情を出せないまま大人になった人は、「出すと危険だ」という経験を学習しているからです。 その状態から心理的安全性を得るには、まず自分の感情に気づくことから始める必要があり、そして信頼できる相手に対して、小さく本音を出す経験を積み重ねていくということだと知りました。 否定されなかった体験は、「出しても大丈夫」という感覚に変わっていき、やがて人との関係の中でも、自分を守りながら表現できるようになる。 過去の自分とこれからの自分とうまく付き合っていくことが自分にも周りの人にもいい影響を与えるのだと、そう思えるようになりました。
「こうでなければ」という枠を外す
曖昧だった言葉の定義が整理されると、「なんだ、そういうことだったのか」「無理に今の自分を変えなくてもいいんだ」と気づくことができます。 自分を当てはめようとしていた窮屈な枠から、少しだけ抜け出せるきっかけになるかもしれません。
答えを出さずに、いまの気分を置いておく
「これまでのアプローチが違っていたかも」と気づいたときは、無理に新しい行動を起こさなくても大丈夫です。 まずは、今感じている「気づき」や「これまでのしんどさ」を、そっと言葉にしてみませんか。
きれいにまとまっていなくても構いません。「答えを出す」ためではなく、ただ「いまの気分を置いておく」ための場所として、まめここのノートを使ってみてください。