私たちが日常でふと感じる「もやもや」や「焦り」。実はそれらは、心や脳の自然なメカニズムによるものかもしれません。 気になってしまうその感情の裏側を、心理学の視点から少し眺めてみましょう。
なぜその感情が生まれるのか
他人の機嫌に振り回されて疲れてしまうのはなぜか?。こういった感情に振り回されると、「自分は弱い人間だ」「もっとしっかりしなきゃ」と自分を責めてしまいがちです。 しかし、心理学の研究(出典:境界線(バウンダリー)の曖昧さと情動伝染)によれば、これは人間の脳が持つ生存本能や、社会的な適応機能の一部であると考えられています。
あなたが特別に悪いわけではなく、誰にでも起こりうる、ごく自然な「心の反応」なのかもしれません。
境界線が曖昧な自分
他人の感情と自分の感情の境界線が曖昧な私は、他人の機嫌をずっと伺いながら生きてきました。 幼い頃は親の機嫌、今は周りの友達やパートナーの機嫌。 そしてその相手の機嫌が悪いと「自分が何かしてしまったのか」「自分の何が悪かったのか」を考えてしまい自分を責めることが多い人生でした。 ですが、その境界線を自分に寄せ、嫌なことはちゃんとNOということや相手の機嫌が悪くても自分のことのように考えないようにすることでその境界線がはっきりし、心が軽くなりました。
感情を否定せず、ただ眺めてみる
「こういうメカニズムだから仕方ない」と知るだけで、自分を責める気持ちは少し和らぎます。 湧き上がってきた感情を無理に消そうとするのではなく、「あ、いま脳のクセが出ているな」「疲れているサインかもしれないな」と、少し離れたところから観察してみませんか。
答えを出さずに、いまの気分を置いておく
情報や他人の感情に振り回されて疲れたときは、自分だけの静かな空間に戻る時間が必要です。 誰の目も気にせず、いまの「もやもや」をそのまま書き出してみるのも一つの方法です。
きれいにまとまっていなくても構いません。「答えを出す」ためではなく、ただ「いまの気分を置いておく」ための場所として、まめここのノートを使ってみてください。